コーヒーの抽出における味の仕組み

お客様から「自宅で美味しく淹れられない」とよくお聞きします。

抽出方法も大事ですがコーヒーの味の仕組みを知っておくと味の微調整がしやすくなります。

そしてコーヒーには基本的にどうにもならない酸味と苦味の性質があります。

 

まずは焙煎度合い。

大きく分けて浅煎り、中煎り、中深煎り、深煎りの4段階に分かれます。

深く焙煎すれば苦味が強くなり浅煎りは酸味が強くなります。

お店屋さんで「苦味が少なくて酸味がないコーヒー下さい。」なんて言わないで下さいね。

それは無理ですから・・・

粉のメッシュ(粒の大きさ)

細ければ苦味が強く、粗ければ酸味が強くなります。

粉の分量

多いと苦味が強く少ないと酸味が強くなります。

 

抽出したコーヒーが苦いな~とかエグいな~と言う時豆の時は粉にする時粗くするか粉の分量を少なくすると良いでしょう。

湯の温度が高ければ苦味が強く低いと酸味が出やすくなります。

82°~83°、85°位までが良いでしょう。

浅煎りなどの酸味の強いコーヒーを高温抽出すると飲み始めは苦味が少し顔を出して温度変化における味の違いを楽しめるでしょう。

 

抽出スピードは遅いと苦味が強く出て早いと酸味が強くなります。

あまり慎重に注湯をしすぎると苦味のコーヒーになる傾向があります。

 

抽出量は少なければ苦味が強く、多ければ薄くなって酸味が強くなります。

 

以上の事柄をなんとなぁ~く思ってご自分のコーヒーを見つけてみてはいかがですか?